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起業に必要な書類

起業するにはどんな手続きが必要?

起業する方法は?

学生起業っていうのが流行ってるみたいで、うちの大学でも起業したとかいう人がかなりいます。
ビジネスチャンスを見つけて順調に規模を大きくしている人も居れば、上手く立ちゆかなくなってしまい早々にビジネスをたたんでしまう人まで色々といるみたいです。
>>起業するにはまずこれを始めよ!凡人でも成功できる起業の5ステップ

僕としては学生のうちから企業なんてすごいなぁなんて横目でチラ見してたんですけど、色々と話を聞いてみたら、案外簡単に出来るみたいですね。
個人事業主として開業するのであれば、役所に開業届を出すだけでOKなので、すぐにでも起業することが出来るみたいです。

いわゆる会社組織にするためにはもちろんそう簡単にはいかず、資本金やら作成しないといけない書類やら色々とあります。
ですが学生起業であれば、余程ビジネスで儲けが出るまでは個人事業主程度の範囲で十分みたいで、最初から会社組織にしてしまうと立ちゆかなくなる可能性が高くなるみたいです。
学生の本分はあくまで勉強なので、勉強を邪魔しない程度に起業をしてみたいという学生には、個人事業主スタイルが人気みたいですね。

必要な手続きと必要な準備

個人事業主として起業する場合は、必要なのは開業届を提出するだけ。
屋号を決めて個人事業主として確定申告をすればOKなので、簡単に始められますし簡単に続けられるんだとか。
そこまで売り上げが出ていないけれど起業をしてみたいという人であれば、断然開業届を出して個人事業主として働くのが良いみたいです。

ただ個人事業主の場合はあくまで個人なので、必要経費として認められる範囲がかなり狭いんだとか。
後は誰でも起業を出来る分社会的信用が低いこと、赤字の繰り越しが青色申告の場合は3年までと言う事も、デメリットとしてあるんだそうです。

なので最初から会社組織として起業する人も多いみたいで、その中でも合同会社を選ぶ学生起業者が多いんだとか。
合同会社を立ちあげるためには、定款を作成して、定款印紙代として4万円(ただし電子定款認証の場合は0円)、登録免許税が最低で6万円、定款謄本代が2千円前後と、比較的リーズナブルに立ちあげられます。
株式会社が大体24万円前後で立ちあげられる事を考えると、10万円前後で合同会社を立ちあげられる分、安心して立ちあげられそうですね。

定款は、会社の目的や活動、構成員や業務執行などの基本規則を明記した文書のことで、会社を作るときに法務局に提示する必要があるそうです。
お金を払うだけでは無く、自分たちの会社がどんな所で、どの様な事をしていくために立ちあげたのかをきちんと提出しないと会社組織化出来ませんので、そこは手間かもしれません。
ですが、そうした手間をかけるからこそ個人事業主よりも信用度が高く、ビジネスチャンスに繋げやすいとされています。

学生起業で株式会社化するような所もありますが、初期費用として24万円前後かかる事を考えると、あまりおすすめできません。
余程将来的に上がっていく可能性があれば話は別ですが、やっぱり最初からそれだけのお金をかけるとなると必死にならざるを得ないので、あんまりメリットが無い気がします。
学生起業者の場合は特に、最初から株式会社化する人なんて滅多にいないみたいです。

後は、商号や本店所在地、資本金、株主、会社印なども必要となりますので、事前に準備をしておいが方が良さそう。
商号の部分と定款は特に起業をする上でしっかりと決めないといけない部分ですので、お金だけでは無くきちんと考えることが必要そうです。

定款の認証が終わったら、法務局で登記をする必要もあるそう。
登記申請書や発起人の決定書、資本金の払い込み証明書や登録免許税貼り付け用台紙、定款や役員の就任承諾書などなど、必要となる書類がごまんとありますので、企業の種類に合わせて必要な書類を準備します。
印鑑証明書や印鑑届け書きも必要となるので、忘れずに準備をしましょう。

こうやって見てみると、やっぱり起業って大変ですよね。
オフィスを準備せずともネット環境やパソコン、電話があれば出来るような仕事もありますけど、仕事内容によってはそういう場所も必要になりますし。
何かと手間暇を考えるだけで、起業は僕には向いてなさそうだなぁと再認識します。

ただ、これだけの手続きを自分でやったら、かなりの社会経験になりそうですよね。
卒業後その仕事を続けていくかどうかはさておき、かなり良い経験になる気がするので、社会勉強の一環もかねて学生起業が人気となっている部分もあるみたいです。