1. >
  2. >
  3. 留年だけはしたくない

留年だけはしたくない

留年してしまうとどんな不都合があるのか

大学生活で1番避けたいのが留年です。
格好がつかない、大学にいるのが気まずい、親に言いづらいなどの精神的な原因で留年に恐怖を感じる人が多いですが、留年にはその他、様々なデメリットがあります。

まず費用の問題です。
当然、単位を落として留年した場合、その分の授業料はもう一度払わなければなりません。
しかし、それだけではありません。
大学は授業だけでなく、図書費や学会費など、在籍していること自体にお金を払わなければいけません。
つまり長く在籍すればするほど余計にお金を払わなければいけないのです。

さらに留年した場合、急病や事故などのよっぽど正当な理由が無い限り、奨学金の支給が停止されます。
停止された奨学金は多くの場合、次の学年に進級するまで再開されません。
しっかり進級して、ちゃんと勉強していますよ、ということを奨学金の提供者にアピールしなければいけないのです。
ということはつまり、留年が決まってしまうと進級によるやる気の証明が困難になるので、奨学金の再開は困難になります。

経済面以上に厄介なのが、就職への悪影響です。
内定が決まっていても、留年してしまうと多くの企業が内定を取り消します。
もう1年待ってくれる企業はありません。

また、しっかり卒業をしても、留年した経歴があると怠惰、やる気が無い、責任感が無い、などの印象を持たれてしまい、就活で不利になります。
留年が就職で有利に働くことは無いと思っていいでしょう。

人間関係がむずかしくなることも避けられないでしょう。
留年すると、1年下の後輩と同じ環境に置かれることが多くなります。
自分も気まずくなるし、後輩も気を遣います。
中にはそのような環境で交友関係を広める人もいるので一概にデメリットとも言えませんが、多くの人にとっては好ましい状態とは言えないでしょう。

留年を避けるためにするべきこと

留年を避けるためには、入学時からしっかり履修計画を立てておくことです。
「まだ1年生だし、卒業のことはそのうち考えればいいか」なんて思っているうちにあっという間に3年生の後半に差し掛かっている、なんてことも珍しくありません。
入学と同時にしっかり時間を取ってある程度の履修計画は立てておきましょう。

履修計画を立てる際は、できるだけ余裕を持った計画を作るようにしましょう。
勉強に集中できる1年生と2年生の間に、多少無理してでも多めに授業を取っておくことをおススメします。
3年生4年生は就活や人生設計などに多くの時間を費やしたいので、ある程度余裕を持って過ごせるようにしましょう。

またサークルやバイトよりも授業が優先、ということはくれぐれも理解しておきましょう。
サークルはいい経験になるし、バイトである程度の経済力や社会経験を養っておくことも今後プラスになるでしょう。
しかし卒業できなければそれらを発揮する場所にもたどり着けないのです。