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しっかり寝ているはずなのに眠い

寝ても寝ても眠いのは何故なのか

寝ても寝ても眠いということがあります。
8時間寝ていて特に疲れるようなことはしていないのに、日中に居眠りしてしまうほどの眠気に襲われたりするのです。
何かの病気かと思い色々調べたところ、いくつかの原因と改善策が見つかりました。

まず分かったのは、睡眠時間の長さは必ずしも回復につながらないということです。
ベストな睡眠時間は人によって異なるし、年齢によっても変わっていきます。
さらにその日の疲れ具合や体調によっても必要な睡眠時間は変わるので、必ずしも8時間寝れば大丈夫というわけでもないのです。

実際に6から7時間の方がスッキリと目覚めることが出来ますし、逆に8時間以上寝ると頭がボーッとしてしまうこともあります。
世間で言われていることを鵜吞みにせず、自分の体の調子をしっかり観察し、自分に合った睡眠時間やリズムを見つけることが大事です。

自分にとってベストな睡眠時間と質、リズムを知る

また同じ時間の睡眠をとっていても、睡眠の質で回復力は変わってきます。
睡眠の質を左右する主な要素は、睡眠前の飲食と行動です。
睡眠前に口に入れる物には注意しなければなりません。

まず睡眠時には、胃がある程度空いている状態が望ましいです。
胃にたくさん物が残ってしまっていると、それを消化することにエネルギーを使ってしまい脳や体の回復がおろそかになってしまいます。
特にタンパク質は分解にエネルギーがかかります。
そのため就寝3時間前までには食事を済ませておき、どうしてもお腹が空いてしまうという場合にはフルーツや野菜などで我慢しましょう。
またホットミルクを飲むと安眠効果があるという説がありますが、牛乳もタンパク質なので安眠には逆効果になります。

また寝る前の飲酒は完全NGです。
「寝酒」という文化がありますが、アルコールには覚醒作用があり睡眠に適した状態とは程遠い状態になります。
アルコールを摂取した直後は、酩酊作用により気持ちが良くなり寝付きやすくはなるのですが、夜中に目が覚める中途覚醒により睡眠が途切れてしまいますし、浅い睡眠になってしまいます。

またアルコールには利尿作用があり、夜中にトイレに行くために目が覚めてしまい、安眠を妨げてしまいます。
500mlのビールのアルコールを分解するのに5時間はかかるので、晩御飯の時に飲み、それ以降は飲まないようにすると良いでしょう。

スマホの使用も、寝る前には控えた方が良いでしょう。
スマホからでるブルーライトには目を覚ます作用があり、体が起きる時間だと勘違いしてしまい寝付けなくなります。
就寝の1時間くらい前からは画面をできる限り見ないようにしましょう。
スマホでアラームをかけている人もいると思いますが、アラームをセットする際についSNSを覗いてしまうなんてことを阻止するため、別で目覚まし時計を持っておくと良いでしょう。