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スケボーにプロテクターは必要か

プロテクターをつけない人は多い

スケートボードの世界では、プロテクターをつける人は少数派です。
特にストリートスケートボードでは、プロテクターをつけずに滑る人が多い印象を受けます。
一部のスケートパークではプロテクターの着用が推奨されていますが、そういう場所であっても必ずしもすべての人が着用しているわけではありません。

このような傾向がある理由としては、プロテクターによって動きを制限されると感じる人が多いことが挙げられます。
また、スケートボード自体がもともとストリートで育まれてきた文化ということもあって、プロテクターによる制約を嫌う人が多いからということも言えるでしょう。
プロのスケーターの多くも、大会やデモンストレーションではプロテクターを着用しないことがほとんどです。
彼らのスキルレベルでは、プロテクターなしでトリックを成功させる自信があり、また、観客に対してもその方が派手で見栄えが良いとされています。

それでもつけたいプロテクターのメリット

プロテクターのメリットは多々ありますが、初心者の場合、ケガの予防という観点から必須と言ってもいいほどです。
スケートボードは転倒が多いスポーツで、特に初心者のうちは坂や障害物などない平地でさえも何度も転びます。
転んでケガをしやすいのは、特に膝、手首、肘などが多いです。
プロテクターをつけておけばこれらの部位をある程度保護することができるので、多少激しく転んだとしたもケガのリスクをある程度は軽減できるでしょう。

また、プロテクターは技の練習にも安定感を与えてくれます。
たとえば膝パッドをつけておけば、膝を地面につけてバランスを取るといったことも可能です。
だから、練習がやりやすくなります。

さらに初心者にとっては、プロテクターをつけているという安心感も大きなメリットです。
プロテクターがあることで、難しいトリックにも果敢に挑戦できるようになります。
より積極的に練習に取り組むことができるようになるので、その分だけ上達も早くなるわけです。

ただし、プロテクターをつけていれば絶対安全というわけではありません。
急激な衝突や高い場所からの落下など、プロテクターがカバーできないリスクも存在します。
また、プロテクターが緩んでいたり正しく装着できていなかったりすると、せっかくつけていてもその効果は大きく減少してしまうので注意が必要です。

つまり、プロテクターはケガのリスクを減らす一つの手段なわけです。
練習の際には常に安全に注意を払い、他人との距離を十分に確保するようにしてください。
ただ、プロテクターをつけていなかったら命にもかかわる大ケガになることもあるわけですから、プロテクターが安全上、多くのメリットをもたらしてくれるのは確かなことです。