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気がついたら汚部屋に・・・

多忙だからと言って掃除を怠ると様々なデメリットが

なぜか大学生になると、部屋が散らかります。
実家でも、もうさすがに親が部屋の掃除を勝手にすることは無くなってくるし、1人暮らしとなると部屋だけでなく台所や風呂、トイレまで自分で掃除しなければいけなくなるのでとても時間がありません。
さらにバイトや仕送りのために金銭的な余裕ができると、余計なものを買ってしまいせまい部屋がよりごちゃごちゃします。

部屋が散らかっていると、様々なデメリットを生んでしまいます。
その中でも生活習慣の悪化は一番厄介です。
環境犯罪学に「割れ窓理論」というものがあります。
アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが提唱した理論で、窓が割れている家がある地域は犯罪率が高まり、その窓を修理すると犯罪が再び減ったことから環境の乱れがモラルの乱れにつながるという考え方です。

この理論と同じ現象が、個人の部屋でも起こると考えられています。
物が床に散乱していたり机の上が散らかったりしていると、それにつられて自制心が弱まり課題をこなすことができなかったり、不摂生な食事を続けてしまったりするのです。
その結果、学業や健康に害が及びます。

部屋をキレイに保つために意識しておくこと

部屋をキレイに保つには、やはり積極的に物を処分することです。
分かり切った解決策に聞こえますが、実は物の捨て方が分からないという人はたくさんいます。

まずゴミを全て処分してみましょう。
ゴミなんて毎日捨てていると思いきや、空のペットボトルやレシート、ビニール袋、空のティッシュ箱など、長い時間部屋に居座っているゴミは意外と多いのです。
また、いつか使うかも、と思って取っておいているものの9割は捨てても問題がありません。
空き箱やチラシ、紙袋などは今すぐに用途が思いつかないのなら捨てるか、せめて一か所にまとめてしまいましょう。

必要なもののしまい方も工夫すべきです。
物を片付けて整理する際、大きさや種類などで収納場所を決めてしまいがちですが、理想的な方法とは言えません。
散らかりづらい片付けかたは、使う頻度で収納場所を分ける、という方法です。
毎日使う普段使いのバックや筆記用具、本、服などは取り出しやすい場所にしまい、週一でしか使わないものは少し奥に、月一でしか使わないものはさらに奥に、年一のものは箱に詰めて押し入れに入れてしまいましょう。
この方法でしまうことで、いちいち押し入れをひっくり返すことも無くなりますし、必要なものは手元にあるので、出かける準備も手早く済みます。

あとは、不必要なものを増やさない努力です。
何か新しいものを買う時は、それが本当に自分の生活に必要なものかを考えましょう。
何か衝動買いしそうになったら、その商品の写真を撮っておき、時間を置いてもう一度必要かを考えるようにするといいです。