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運転免許って必要なのかな

運転免許は必要なのか

「電車でどこへでも行けるので、車は必要ない」「今まで必要だったことが無いので、これからも必要ない」といった理由で運転免許を取らない人が多い印象を受けます。
確かにお金も時間もかかるので、そこまでして必要なものではないかな、と思う気持ちも分かりますが、運転免許は学生の内に取っておくべきです。

まず車が必要になることなんて今までなかった、という意見にアプローチしていきます。
この考えは「今まで」という過去についてしか注目しておらず「これから」自分の人生がどうなるかを考慮できていないのです。
特に学生はこれから、就職、1人暮らしなど様々な大きい環境の変化と直面します。
その変化の中で自分の「今まではこうだった」という考えが通用しないことなど山ほどあるのです。

就職で運転免許証が必要になることは珍しくない

例えば、就職後に免許が無いと困る場面はいくらでもあります。
営業部に配属され営業の外回りで必要になるから、研修が終わる前に運転免許を取っておくように上司から言われ、慌てて教習所の予約をしたという話はよく聞きます。
営業でなくても、機材や資料を運ぶのに会社の車を運転しなければいけない場面にはしょっちゅう出くわします。

また就職先が地方になると、車が無ければ仕事だけでなく日常生活もままならないことがあります。
バスが1時間に1本、電車の駅まで自転車で1時間、一番近くのコンビニまで徒歩40分、という場所に配属されたら、車が無いと移動だけで1日が終わってしまいます。
そうなると仕事以外の趣味や遊び、勉強の時間も取れず生活の質は大きく下がってしまうでしょう。

あと意外と見過ごされがちなのが、顔写真付きの身分証明書の利便性です。
社会人になると、自分名義でローンを組んだり、何かの契約をしたりすることが増えます。
その際に顔写真付きの身分証明書の提示を求められることがあります。
この時に、まれですが保険証などでは通らないことがあるのです。

学生の内に免許を取っておいた方がいい理由はほかにもあります。
それは、社会人になってからだと、経済的、時間的余裕が無くなるということです。
学生の内は、1人暮らしでも経済的には親に頼ることができます。
また、アルバイトでためたお金も、ある程度は自分のために使うことが出来るので、30万円近くかかる教習所代も何とか賄うことができるでしょう。

しかし社会人になったあとに経済的に支援してくれる親はあまり多くはいないでしょうし、税金や生活費、保険料などは全て自分持ちになる場合がほとんどです。
さらに社会人、とくに就職したての新社会人は、勉強することが山ほどあり、とにかく時間がありません。
そのなかで毎日教習所に通うのは大きな負担になります。
時間の融通が利く、学生のうちに運転免許は取っておくべきなのです。