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試験を一夜漬けで何とかしなければ

まずは残された勉強時間に見合った範囲を絞る

試験の準備はできる限り早く始め、計画的に進めるのが理想的です。
記憶の定着には時間がかかるし、分からないことを教授に訊いたり、文献などを使って調べたりするのも1日では難しいです。
しかし取っている授業が多い学期や、試験が重なったときにはどうしても短時間で準備をしなければいけないこともあります。
できればそのような状況に陥ることは避けたいですが、大学を上手く生き残っていくためには、試験を一夜漬けでどうにかする方法も身に付けておくべきなのです。

一晩で試験に備えなければいけないときにまずやるべきことが、情報を絞ることです。
試験の規模にもよりますが、大きな試験では範囲の全てを一晩でマスターすることは現実的ではないことが多いです。
それにもかかわらず焦燥感から判断を誤り、全て記憶しようとして結局全範囲を中途半端に勉強してしまい、試験の点数につながらなかった、という経験は心当たりがある人も多いでしょう。

このような場合は潔く諦め、試験までの時間で勉強できる範囲を完璧にする方が点数につながりやすいのです。
自分が得意な分野やすぐに覚えられそうな範囲を選び、そこを重点的に記憶するようにしましょう。
そして余裕があればその範囲を広げていくというアプローチが最善策といえます。

絞った範囲を複数回とおして覚える

勉強する範囲が決まったら、その範囲をひたすら反復して覚えます。
範囲を1回じっくり勉強するよりも、大雑把な学習を何回も繰り返す方が効果的です。
絵を描く時に、濃い絵の具を1回塗るよりも、薄くして何度も繰り返して重ね塗りしていく方が色が定着しやすいのと同じです。
また何度もこなすことで、自分が覚えづらい所を把握できるというメリットもあります。

インプットだけでなくアウトプットもする

反復してある程度記憶が定着したら、次はアウトプットをしていきます。
覚える能力と覚えたことを思い出す能力は別物で、別々に鍛えていかなければなりません。
試験本番で、蓄えた記憶をスムーズに引き出すために、アウトプットの練習は必須なのです。

アウトプットの練習をするには、自分でテストを行うことが有効です。
例えば歴史の試験などでは、教科書の説明文の重要単語を赤シートを使って隠し、その部分を記述する練習などが有効でしょう。
他にはキーワードをリストアップして、それぞれのワードの概要をなにも見ずに説明できるようにしていく、という練習方法もあります。

睡眠時間をしっかりとる

一夜漬けの勉強で何よりも重要なのが、しっかりと睡眠をとることです。
できるだけ長い時間勉強したほうが良いと思われがちですが、新しい事柄を記憶に定着させるには睡眠時間は欠かせないものです。
寝ずに勉強しても、試験本番になると頭がボーっとして、勉強したことを何も思い出せなくなるのが関の山です。